「動画というものが必要なのか?」という
根本的な疑問が最近頭の中で連呼している。
というのも、P2P適用にあたって有望なマーケットだと思っている
デジタルサイネージとE-ラーニング、
この二つについて、ここ2週間程、営業した結果
、同じ意見を聞いた。
それは、「実は動画である必要があまりないんですよねぇ。
というかむしろ動画でない方がいい場合が多いんです。」
「えっ!?マジで?なんで?」
第一の理由は、
「メンテナンス的に、動画だと、途中のちょっとした修正でも、
最初から撮り直しや編集をしなければならず、
変更に弱いんですよね。その点、静止画をうまく
組み合わせて(画像と画像の間をトランジションという効果で
つなぐことであたかも動画のように見える)いくほうが
圧倒的にコンテンツの変更に強い。静止画なら
その1枚だけ直せばいいんで。」
「なるほどねぇ。コンテンツ作成サイドに立たないと
見えてこない側面ですね。。。」
次に、
「デジタルサイネージの場合、見る人がだいたい
歩いてる人とか通りすがりの人なんですよね。
なので、動画として流しておくよりも、インパクトのある
静止画を音声と組み合わせて、1コマをできるだけ長く
通行人とかに見てもらった方が効果があるんですよ。
これはマーケットリサーチ済です。」
「なるほど。。。」
最後に、
「静止画を組み合わせた方が、配信するサイズが圧倒的に
小さくなるんですよねー。」
「うー。。。」
確かに、上記の意見はかなり説得力がある。
とはいえ、動画の方がいい場面もあるよな。
E-ラーニングだと、紙の取り扱い説明書みたいに
絵を1枚1枚見るよりは、
手順が動画の方が圧倒的にいいし。
サイネージの方は、TVコマーシャルみたいに、
ビールを「トクっ。トクっ。トクっ。」ってグラスについで、
「かぁー。」って飲み干すとこなんか、
動画じゃないとリアリティ出せないよな。
そういう魅力的な動画なら、少々通り過ぎても
首はそっちを向いちゃうだろうし。
そういう意味じゃ、ユーザサイドに立てば
動画の方が1枚上だと思うなぁ。
と考えていくと、今現状はそこまで動画で無理して作る
必要がないかもしれないが、必ず動画が主になると
思う。
「うん、きっと。」
2 件のコメント:
元○○nyで前ベンチャーです。
#はじめて
#過去経歴をつかえたっ
#&過去知識が役に立つかも
むかーし昔、○○ny時代、某TV局向け
システムをやっていましたが、
素材はMJPEGでした。
(モーションJPEG)
ようは、パラパラ漫画と同じ。
番組を編集したりCMを挿入する
のに適しているので。
きっと他のTV局も同じかと。
これって参考になりますか?
ではでは。
なるほど、なるほど。
ありがとうございます。
昔からそうだったんですね。
ちょっと、思ったんですけど、
両方動いているというのは、
利に適ってないのかもしれないですね。
両方というのは、「人間」と「モニターに写ってるもの」。
どちらか一方が動いている。という状態が
人間工学的にしっくりくる気がしています。
ということは、街角のサイネージはやはり
動画である必要性ってほとんどないんだろうな。人が動いてる時は。
むしろ、人が止まっている状況・・・
「交差点での信号待ち」、「エレベータの中」、「待合室」、、、考えれば結構色々あるかも。そういう場でこそ動画が生きるんじゃないかと。
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